あちこち手を出す手作りさん(メインは革)


by JINJA

地震その4

震災後2週間を過ぎ、ますます記憶があいまいになってきています。食べた物とかすっかり忘れてる。



4日目(3/14)

うちの人の実家は松島。

すでに連絡はついており、床下浸水したものの、豪華なまかないの出る瑞巌寺に避難中ということだったが、心配だったのでうちの人が様子を見に松島まで行った。




私は午前中に銀行へ。

長蛇の列のスーパーに並んでも、現金がなきゃ何も買えない。ラジオで、近所の七十七銀行で一人10万円まで下せるとの情報を得ていたので、自転車で行ってみる。

20人くらいの行列ができていたので、最後尾に並ぶも、進み方がとっても遅い。



年末年始にかけて住宅ローンの借り換えをしたばかり。その時お世話になった方が数人働いている。みんな自宅のこともあるだろうに、こうやって業務を再開してくれて本当に助かる。副支店長さん(私の父の教え子(私の父は今は定年退職してかなり経つが、以前は教師であった))がお客さんの整理をしている。

今回の震災では住宅にほとんど被害の無かった我が家だが、うちの人の会社の取引先の多くが津波で流されてしまったため、今後立ち行くかどうか極めて怪しいことを話し、住宅ローンについての救済措置は無いのか聞いたけれども、全く分からないとのことだった。
そりゃそうだ。まだそれどころじゃない状況。

私も今日明日のことも分からないのに、先々の心配ばかりして、悪い癖だ。



窓口で書類を書き、名前を呼ばれるのを待っていると、外から慌てた様子の行員さんが飛び込んできた。

「また大津波警報が出ました!海岸から10キロ圏内から退避するようにとのことです。当店は10キロ圏内にありますので、一時閉店します。みなさん避難してください!」

一気にその場の空気がざわめき立つ。

自宅に娘を一人残してきたので、すぐに帰らなきゃ!でもお金は?
早くお金を下さい~~~~!と思っていると、窓口で名前を呼ばれる。

渡された現金を数えもせず引っ掴むと、バッグに押し込んで自転車に飛び乗った。


ギアをトップに入れて爆走。

途中、中学校に避難する家族がいる。



自宅の前の道路につくと、娘に
「大津波警報が出たって!ユキを連れて2階に行って!!!」と大声で叫んでいた。

近所のおじさんが屋根の修理で2階の屋根に上っている。
裏のおじいさんちには買い物帰りのお友達のおばさんが立ち止まって話している。
のんきな風景に一人慌てているワタシ・・・・・。

自宅に飛び込むと、ドアを閉め、貴重品と食料品をたがえて2階に2往復駆け上がる。

心臓がバクバクして手が震えるのは久しぶりに自転車で全力疾走したためだけじゃない。
車のテレビで見たあの津波が来る!そう思うとアドレナリンが噴出して、興奮状態。恐ろしい。

ラジオが無いので、その後の状況が分からない。
恐る恐るベランダに出て、川の方を眺めていると、裏のおばあちゃんが声を掛けてくれた。
津波が来るかもしれないってよ~!と言うとラジオで聞いたから知ってるという。
何で逃げないのさ・・・・。

15分くらいしたころだろうか、その裏のおばあちゃんが、大津波警報解除を知らせてくれた。

ものすごい脱力。でも、まだ何だかどっか緊張してる感じ。恐怖。
本当は銀行の後今日もスーパーに並ぶ予定だったんだけど、
あまりの緊張で疲れ切ってしまい、再度自転車でスーパーに行く気力は残っていなかった。

仕方がないので昼食(何食べたか忘れた)にする。

その後は、昨日の晩あれだけ眠れなかったのに、ソファーで眠ってしまった。


夕方夫帰宅。松島の状況を聞くと、おばあちゃんは瑞巌寺で寝起きしているが、おじいちゃんは夜は自宅で眠っているらしい。
2年前の内陸地震で結構な被害を受けた松島の家屋は、その時に補助金を受けて耐震工事をしてあり、今回は津波の床下浸水以外は大したことがなかったようだ。



夜、どうせ布団に入っても眠れないと思っていたのだが、今日は非常に緊張したせいか、すっと眠りにつくことができた。






革雑貨JINJAでした。

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by jinja-leather | 2011-03-25 23:27 | 生活